世界無形文化遺産に認定された「和食」は山の暮らしと海の暮らしが共存し、
四季による旬が存在する日本において、豊作や大漁に感謝し自然の力にあらがうことなく
様々な食材を様々な料理方法や季節の演出などを盛り込み、
自然を尊重する精神で造られた食文化です。

様々な外国からの食文化が混在する現在でも、
旅先でいただく料理のほとんどは和食ですし、
家庭でも一日に一度以上は和食が食卓にあがります。
その和食において基本にあるのは「だし」であり
「だし」は日本人の食生活において欠かせないものです。
乾燥してうま味が凝縮されたかつお節や昆布から
うま味を抽出した「だし」は素材の美味しさを引き立ててくれます。

弊社は昭和三十九年創業以来、削り節の製造卸販売をしております。
国産の鰹、鯖、宗田鰹の節をだしが出やすいように削り、料理に合わせただしの味が作れるように
三種類の削り節を何種類かの配合比率でブレンドしただしパックも製造しております。
また、和食に必要な乾物、珍味、四季の旬の海産物、
割烹食材なども旅館等に卸しております。

「拵こしらえがい」
この和食の原点にある言葉を常に心がけ、
これからも和食の味をひきだす「だし」にこだわり、
伊豆の和食はだしが効いていて美味しいといわれるように精進して参りたいと思います。